今日の話題は、「ブルシットジョブ」(クソどうでもいい仕事)の2つ目のタイプです。
それは、「脅し屋」と呼ばれる仕事のタイプです。英語では「goons」で、goonの複数形だそうです。
その意味は、提唱者のグレーバーによると、
「脅迫的な要素をもっている仕事」
です。
わかりやすい例だと、「保険屋」があります。
火災保険だと、こんな「脅し」があります。
火事が起こるかもしれない、台風で家が壊れるかもしれない、大地震がくるかもしれない・・・。
こんな恐怖心を起こさせて、保険を購入させるわけです。
ですが、ほとんどは必要のない保険です。
他にも、「脅し」というよりは「必要のないものを買わせる」というスタンスにおいて、「広告に関わる仕事」があります。
これは、商品を魅力的にアピールすることによって、本来は必要のない商品を買わなくてはいけないという気にさせるのです。
これは、言い換えれば「買わないと、損しますよ」という「脅し」みたいなものだと言えます。
このような、「脅し屋」タイプの仕事は、学校にないでしょうか。
例えば、「授業の始まりにめあてを確かめ、授業の終わりに振り返りを行う」ことについて、「これを行わないと学力がつかない」と脅して、教師に一律に強制させることです。
これは、一律に揃えるための「脅し」ですね。
まだ、あります。
それは、過剰に恐れを抱いて、それに備える仕事です。
例えば、「水泳学習の承諾書」や「修学旅行の際の承諾書」です。これは、何かあった時にために、やるようになっていますが、本来、必要がないものです。
他にも、「脅し屋」タイプのブルシットジョブはないでしょうか。