昨日、話題にした耳慣れない言葉「ブルシットジョブ」を、今日も取り上げます。
ブルシットジョブは、「クソどうでもいい仕事」と訳され、英語では「Bullshit Jobs」となります。
では、具体的にブルシットジョブとは、どんな仕事なのでしょうか。
この言葉の提唱者であるデヴィッド・グレーバーは、5つのタイプを提示しているのです。
まず、1つ目のタイプ。
それは、「取り巻き」と呼ばれる仕事のタイプです。英語では「flunkies」でflunkyの複数形だそうです。
これは、「腰巾着、カバン持ち、太鼓もち、おべっか使い」などの意味があります。
その意味は、
「だれかを偉そうにみせたり、偉そうな気分を味わわせるために存在している仕事」
です。
例として、上げられているのが「ドアマン」です。アメリカでは高級マンションなどに、玄関ドアの開閉をしているドアマンがいるのだそうです。
ホテルにもドアマンがいますが、ホテルやその地区に詳しくない宿泊客らに道案内などもするのですが、ドアの開閉については誰でもできるので、その仕事については、ブルシットジョブだと思います。
また、必要のない「受付」や「フロント係」です。
これも、いなくてもすむ仕事ですね。
学校にも、誰かをえらそうに見せるための仕事って、ありますね。
教務主任をしているとき、地域の重鎮や教育委員会の指導主事らが、学校を訪問することになると大変でした。
校長の強い指示で、出迎え用の挨拶を玄関に掲示したり、靴箱の名札を作ったり、学校の取り組みのプレゼンを作ったり、「これって、意味ないなあ」と思いながらやっていました。
私なりにミニマムなやり方でやったのですが、やはりブルシットジョブだと思います。
このような過剰な応対は、もう、やめましょう。