校長先生が何を話していたか覚えておいて

以前は、毎週月曜日の朝に、行われることが多かった朝会(朝礼)。
だいたい、校長先生の話が長く、子供たちはどんな話か覚えていないのが定番でした。

まあ、長くても聞いておもしろい話であれば、子供たちも聞くのでしょうが、校長先生も工夫しているのにも関わらず、子供たちは話をそんなに聞いていないのです。

ですから、「せめて」という気持ちで、

「校長先生が何を話していたか覚えておいて。教室に戻ってから聞きますよ。」

ということを、たびたびクラスの子供たちに言っていました。

こんなちょっとした指示だけで、子供たちは校長先生の話をそれなりに聞くようになるものです。

あと、校長先生の話とは関係のない?問題を、朝会から戻った教室で子供たちに出したものです。
問題は、偉そうにいうと「視覚的」なものです。

「今日、朝会で話した・・先生の服の色は?」
「校長先生のネクタイの色は?」

なんてものもありましたし、

「今日の朝会で、・・先生は何番目に話したか?」
「朝会で賞状をもらったのは、何年生の子だったか?」

なんていうものもありました。

こんなトリビアルな問題も、子供たちが朝会に集中するのに役立ったのだと思います。