法制審議会の中間試案がまとまった

昨日、森鴎外の子供の名前を話題にしたのは、戸籍法の改正に際して、法制審議会が中間試案をまとめ、それには、戸籍の氏名の読みがなをどの程度まで自由に認めるかが検討されていたからです。

法制審議会の中間試案
https://em-tr271.com/L90494/b300/117141

ご存知のように、現在の戸籍の氏名には読みがなはなく、漢字しか記載されていません。
これって、データベース化する際に不便でしょうがないです。これからのIT社会に対応できません。

この不便さを実感している人の中に、教師がいます。

「裕子」さん。この名前はけっこう「クラシカル?」な名前です。
でも、これでは、「ゆうこ」さんなのか、「ひろこ」さんなのか、聞かなくてはわかりません。

おまけに、最近は「キラキラネーム」が登場して、その漢字を見ただけではなんと読むのかわからないのが実情です。
ほんと苦労しました。

ぱっと思いつく名前をあげます。

有亞 「ありあ」 
花音 「かのん」 
頼人 「らいと」 

漢字だけでは、なんと呼んでよいのかわかりにくいですよね。
大切な名前だけに、間違えずに言いたい。だけど、なんと呼んでよいのか?調べるのに手間がかかる。それがジレンマでした。