ある教師の心の狭さ?を指摘した話を聞きました。同業者として、恥ずかしさでいっぱいです。
それは、こんな話です。
小学校入学前に片仮名を覚えていた子がいました。
その子が、小学校1学期の作文で、「プールでおよいでたのしかったです」と書いたら、「片仮名はダメ! 平仮名で書きなさい!」と先生に大きくバツをされたというのです。 そこで、「ぷーる」と書いたらこれもバツになります。「ー」は片仮名で使う記号だから「ぷうる」と書かなくてはならない、というのです。
小学校入学前に、片仮名を読める子はかなりいます。というか、ほとんどの子は読める状態で入学してきます。
だって、テレビアニメのキャラクターはみんな片仮名で書かれています。
アンパンマン
機関車トーマス
プリキュア
ポケモン
片仮名のキャラクターだから、自然に、片仮名を覚えるわけです。
そして、興味のある子は、カタカナを書くことを覚えてしまうのも自然なことです。
これは褒められてしかるべきことです。
それを、「まだ教えていないからバツ」とは論外です。
「片仮名が書けるんだ。すごいねえ。これからも、もっと書くんだよ。」と褒めるべきものです。
私は、こんなエピソードを聞いて、ひどくため息をついた次第です。