塩酸や硫酸の薄め方

昨日、シリアルと牛乳の混ぜ方?を話題にしました。
シリアルが入った容器に牛乳を注ぐのか?
それとも、
牛乳が入った容器に、シリアルを入れるのか?
です。

もちろん、これは人それぞれなのでしょうが、どちらを先に容器に入れるのか、どちらを注ぐのか間違えると危険なものもあるのです。 それは、塩酸や硫酸です。

実験に使うには、塩酸や硫酸を薄めて使わなくてはなりません。
今どきは、すでに薄まった塩酸(希塩酸)や薄まった硫酸(希硫酸)が販売されていますが、以前は、そのようなものは売られていず、教師が薄めなくてはなりませんでした。

私は、塩酸や硫酸の薄め方なんて学んだことなんてありませんでした。
高学年を初めて担任して理科で水溶液の性質を授業することになり、理科の指導書を手に、恐る恐る薄めたものでした。

おっかなかったあ!

さて、塩酸や硫酸、そして、水酸化ナトリウム(これも、おっかなかった!)を薄めるときは、どうするか。

それは、水に塩酸や硫酸を少しずつ加えていくのです。
決して、逆の塩酸や硫酸に水を加えてはいけません。急激に反応して発熱します。そうすると、薬品が飛び散ることもあって、ちょー危険です。

ついでに言っておくと、塩酸はすぐ揮発して、塩化水素になります。やばいくらい、臭いが充満するので、換気に気をつけましょう。 これも私は知らなかったので、おっかなかったです。

ぜひ、元から薄まった塩酸等を購入しましょう。
無駄な危険は少ない方がよいです。