1年前の7/22に、「ズッコケ三人組」の著者である那須正幹氏が亡くなりました。
しかし、コロナ禍によって、「偲ぶ会」等は開かれませんでした。
それが、7/14に、1年たって「偲ぶ会」が開かれたのです。
その偲ぶ会には、たくさんの方が訪れ、生前の那須さんの思い出を語ったと言います。
祭壇には、遺影をハチベエ、ハカセ、モーちゃんたちが取り囲んでいたのでした。
前にも言いましたが、読書指導のイメージを、このズッコケシリーズが変えたと思います。
読書指導と言うと、いわゆる名作文学を読ませるというイメージがありました。
しかし、子供は、現実には、名作文学には手を出しませんでした。
子供はおもしろい本を求めていました。「ためになる」とか「感動する」とか言うのではなく、ただただ「おもしろい」本です。
それが、「ズッコケシリーズ」だったのです。
図書室にあった「ズッコケシリーズ」を、子供たちは真っ先に手にとりました。
本を読むのが楽しいという経験こそが、尊いのだと思います。
ぜひ、子供たちに、それも読書が苦手だという子に、まずは、おもしろい本を勧めてほしいです。