ピロリ菌はどんな悪さをするか

先日、人間ドックで、胃の内視鏡検査をした際、オプションとしてピロリ菌検査をしたら、陽性だったという話をしました。

よく調べてみると、
・日本人のピロリ菌感染者の数は約3,500万人
・多くのピロリ菌感染者は、自覚症状がないまま暮らしている
とのことでした。

ということは、私だけでなく、このメルマガの読者の中にも、ピロリ菌感染者がいる可能性が高いということです。

ですから、機会があったらピロリ菌検査をすることを勧める意味も込めて、ピロリ菌について話題にします。

ピロリ菌は胃の粘膜に生息している細菌です。
そして、そもそもの感染は、乳幼児期において口から入ったとされていて、私もそうなのですが、上下水道が十分普及していなかった世代が感染率が高いのです。

では、ピロリ菌はどんな悪さをするかというと、胃に炎症を起こすのです。
胃炎ですね。

そして、その炎症が長く継続すると、
・胃潰瘍
・十二指腸潰瘍
・胃がん
が発生することが多いのです。

潰瘍の患者さんのピロリ菌感染率は80〜90%と高いので、これは治療して、除菌した方がよいと、私は考えたのです。

もし、なんとなく胃の調子がよくない、胃炎だという方は、ピロリ菌が悪さをしているかもしれません。

くり返しますが、機会があったらピロリ菌検査をすることを勧めます。