グループ学習が苦手なのは、コロナの影響

昨日の教育サークルにおいて、今年、3年生を担任している先生が、「この子達はグループ学習が苦手だ。」と自分のクラスの子達のことを説明していました。

今年3年生ということは、1年生、2年生の時期に、コロナウイルスの影響によって、子供たち同士の交流が制限されてという子たちなのです。

ですから、授業においても、グループ学習があまり行われず、一斉授業において先生が一人一人の子供に応対するという学習が多かったわけです。

この先生は、3年生になった子達に、社会の授業においてグループ学習させてみたら、喧嘩が頻発したと言います。

それは、 グループ学習における意見の調整、リーダーシップ・フォローシップ、役割分担の調整、譲り合い、順番の意識、決め方・・・といったスキルや態度が養われていなかったことが遠因となっているのだと思います。

こうして見極めにより、その先生はグループ学習を実施する際、より細かいステップを踏んで指導したと述べていました。

グループ内での分担を指示します。
分担ごとにやることを説明します。
自分の分担が終わったらどうするのかを指示します。
「声かけ」のやり方を教えます。
・・・

といったことを、グループに丸投げするのではなく、少しばかり丁寧すぎるくらいに細かく指示していくのです。

すると、1回目より2回目、2回目より3回目と、グループ学習がスムーズになってきます。

ぜひ、自分の担当する子供たちのことを、コロナの影響でグループ学習が下手ではないか、という視点で、いま一度見てほしいです。 そして、スモールステップでグループ学習がより上手になるように指導してほしいです。