「あと一ついいですか?」を捉え直す

昨日、コーチングの最後に、

「あと一ついいですか?」

とクライアントさんに言われることについて、話題にしました。

それまで、十分話して考えてもらったつもりなのに、最後になって「あと一ついいですか?」と言われるは、「追加のオーダー?」を閉店間際に言われるようなもので、けっこう疲れるものです。

しかし、私は、こんなふうに捉えて、大切に扱うようにしています。

私は、

「「あと一ついいですか?」と言うのは、それまで「しっかり聞いてもらえた。だから、これを話してもだいじょうぶ」とクライアントさんが思えたからだ。」

と捉えるのです。

これだと、それまでのセッションの時間に意味があるし、無駄ではなくなります。
クライアントさんが安心するまで、やはり物理的に時間がかかるのです。

こうなると、コーチングのセッションは延長となります。

さて、この捉え方は、学校における個人面談においても、当てはまると思います。
保護者も、少し話して安心できたから、「あと一ついいですか?」と言えるようになったのです。

ですが、個人面談の場合はコーチングと違って、次の予定が決まっています。
ですから、「仕切り直し」をすることになります。

これも気が重いことですが、それでも、保護者に安心してもらったからこそ言ってもらえたと前向きに考えて、きちんと応対するようにしていきましょう。