あいさつができるように練習したほうがいいのか?

今日も、信州大学医学部の本田秀夫氏が、発達障害に関するQに答えていることを紹介しています。

今日は、先生たちが、指導に力が入りがちな?ことについてのQです。
それは、

「あいさつができません。できるように練習したほうがいいのですか?」

というものです。

私たち教師は、とかく挨拶を重視しがちです。
朝の「おはようございます」から、給食の際の「いただきます。」「ごちそうさまでした。」、そして、帰りの「さようなら」まで、一日の区切りに挨拶をします。 私はほとんどしていませんでしたが、授業の始まりと終わりに挨拶をすることを習慣にしている先生も多いです。

もう、挨拶だらけです。
ですから、ついつい挨拶の指導に力が入り、挨拶の徹底をはかりがちなのです。

しかし、もしかしたら・・・、です。

本田氏は、このQに対して、YESの場合もあるし、NOの場合もあると言っています。
それは、どうしても挨拶が苦手だという子がいるからです。そんな子に挨拶を無理強いすると、逆効果で、挨拶することに苦手意識をもたせることになるかもしれません。

挨拶の指導も、自然に無理なく行うことが必要なのです。

挨拶が苦手な子に対しては、みんなが挨拶する姿をお手本として見せることからスタートします。
そのうち、興味をもつことがあるかもしれません。