英語の筆記体はどこ消えた

最近、英文を少し書くようになって、どうも自分は筆記体とブロック体をごっちゃにして書いていることに気づきました。

そして、そういえば、筆記体をとんと見なくなったと思って調べてみると、もうずいぶん前から筆記体を中学校において教えていなかったのです。 小学校勤務で、中学校の英語教育のカリキュラムに無頓着で、全く、そんな大切な情報を漏らしていて、うかつでした。

カリキュラムが変更になったのは、2002年4月施行の中学校英語学習指導要領です。

ここには、こんな留意点が述べられています。

3 指導計画の作成と内容の取扱い
(1) 指導計画の作成に当たっては,次の事項に配慮するものとする。
オ 文字指導に当たっては,生徒の学習負担に配慮し筆記体を指導することもできること。

要するに、必修ではなく、余裕があったら教えるものになったわけです。

ですが、その2002年度は、ちょうど完全学校週5日制がスタートした年度なのです。
授業時数が減っていて、筆記体を教えるどころではなかったのです。
ですから、筆記体を教えないことが当たり前になりました。

その後、少し授業時数が増えることがあったのですが、筆記体を教えない状態は変わらないで、現在もそれが続いているわけです。

いやいや、知りませんでした。
学校の教員なのに、知らなかったとは恥ずかしいです。

私は、今では、ブロック体の一覧表を手に入れ、それを見ながら、筆記体抜きで英文を書く練習をしています。