ChatGPTを使って「意見文」や「感想文」も手に入る

昨日は、ChatGPTを使って、「調べる」活動を紹介しました。
しかし、これから紹介するのは「文を作る」(生成する)活動です。
これは、学校教育にとって、かなり深刻な影響をもたらしそうなものです。

例えば、

「移民についての意見を、200字以内で、述べてください。」

とChatGPTに聞くと、

「移民は多様性をもたらし、新しい文化やアイデアを社会に取り入れることができます。また、移民には労働力としての価値があり、人手不足を解消することができます。しかし、移民を受け入れる際には、適切な法的手続きや社会の受け入れ態勢が整っていることが重要です。(以下省略)」

というように、文を生成してくれるのです。

これって、宿題に、移民についての意見を述べることが出ていたら、もうバッチリ?ではないですか。

他にも、

「「走れメロス」の感想文を100字以内で書いてください。」

なんて、依頼をすると、

「太宰治の短編小説「走れメロス」は、友情や正義、愛情などをテーマにした感動的な物語である。人間の善意や勇気を描き、読む者の心を打つ。特に、主人公のメロスが自らの命を賭して友を救う場面は、感情を揺さぶる。物語のラストシーンには、読者の想像力を掻き立てる余韻が残る。この作品から、人間の心の温かさと強さを感じられる。」

なんて、それらしい文を書いてくれるのです。

これって、学校教育にとって、やばい感じがしてきませんか。

私も、まだ考えがまとまっていませんが、ChatGPTにできることと、その限界をもっと考えていかねばならないと思います。