黄金の三日間 努力の語り

「黄金の三日間」という概念をご存知だと思います。向山洋一氏が提唱した概念です。

学級開き後の3日間、どんな子供も「今年こそは」と前向きで意欲的な気持ちでいます。
ですから、みんな素直に教師の言葉や指導を受け入れてくれます。
どんなやんちゃくんでも素直なのです。

この黄金の三日間に、簡単でよいので、「こんなクラスにしたい」「こんなクラスにしよう」という目標を描いてみせてほしいです。 教師による「所信表明」です。
それが、この1年間の学級のスタートになります。

さて、横浜では、始業式では時間もほとんどないので、本格的に語ることはできません。2日目に、本格的なものは持ち越しが通例でした。

それでも、少しは語れます。
3/25に行った教育サークルの教え方セミナーにおいて、小川幸一氏は、こんな語りをしていました。

「努力」についての語りです。
子供の心に届くと思いますので、紹介します。

「この一年間、およそ200日、千時間をこのメンバーでともに過ごします。
みなさんはどのような一年間にしたいですか。

例えば一時間で一問、問題を解いたなら
一時間で一回、意見を言ったなら、
一年間で千回の努力が積みあがります。

千回の努力は決してみなさんを裏切りません。
ここにいる全員が、1年後には、千回分、
今より賢く、たくましく、そして、人に優しい人間に成長しています。

先生も、皆さんの成長のために、努力し続けます。
なぜならそれが先生にとっても人間としての成長だからです。
ともに、頑張っていきましょう。」

ぜひ、参考にしてください。