先日、ある先生を相手にコーチングを行いました。
といっても、その先生はまだまだ若い先生なので、コーチングに加えて、教え方の情報提供や提案もしなくてはなりません。
それは、コーチングのテーマの一つに「褒めること」があって、その中で算数の授業の中で褒めることが話題となったからです。
私が行った情報提供・提案は「丸をつけることにケチケチしない」(褒めることにケチケチしない)ということでした。
例えば、算数の文章題は、一般に、式・計算・答えの3点セットで解かせますね。
普通は、答えが合っていて、答えに丸をつけるわけです。
しかし、それでは、算数が苦手な子や、いま一つモチベーションが高まらない子では、敷居が高すぎます。
そうではなくて、もっと細分化して丸をつけるわけです。
式で丸。
計算で丸。
答えで丸。
こうすれば、丸が3つになります。
こんなことを、向山洋一氏に私は学びました。
これは、いくらでも応用が効きます。
分数の計算だったら、計算の途中で帯分数を仮分数にしていたら丸をつけたり、約分していたら丸をつけたりすればよいのです。
ポイントとなるところに丸をつけるようにすると、子供たちは、そこに気をつけるようになって、一挙両得です。
ぜひ、けちけちしないで、たくさん丸をつけましょう。