教師の学びと成長サポート
渡辺喜男です。
OECDによるPISA調査ということが、時折、教育界では話題になります。
OECDとは、「経済協力開発機構」と訳される国際機関で、欧米諸国、アメリカ、日本などを含む38か国によって、様々な分野での調査、政策分析等を行っています。 そのOECDにより、教育分野での「生徒の学習到達度調査」がPISAなのです。
このOECDは、2015年に「非認知能力」を定義していて、それは、忍耐力・社交性・自尊心といった能力で、一般に「学力」と呼ばれる「認知能力」とともに、人の幸せ・成功に必要な能力だと、データで実証され、認められているのです。 (この実証作業には、もちろん、日本も加わっています。)
ですから、学校は、「学力」(認知能力)だけでなく、「非認知能力」も学ぶところなのです。
ですが、このような考え方が、なかなか浸透していないのが実情です。
こんな「認知能力」だけでなく、「非認知能力」を伸ばすことを提示してくれているのが「学力の経済学」なのです。… 続きを読む