「いただきます」を言わせないでほしいという「噂話?」

時折、このような話題がウェブ上でなされるようです。

「つい先頃、道内のある中学校で、生徒の母親から「学校側に給食費を払っているのだから、うちの子に『いただきます』を言わせないでほしい」という要望が出たと聞き、驚いた。」

私は、30年以上、教員として給食を食べさせてきましたが、このような保護者に出会ったことがありません。

おそらく、こんな保護者はいないのに、そんな「噂話?」が独り歩きしているのだと思います。

もちろん、学校は子供に施しとして給食を食べさせているわけではありませんね。
給食指導の一貫として、給食を食べているわけです。

その給食指導の目標の一つとして、「感謝の心」があるわけです。
「いただきます」「ごちそうさま」は、食材に対して、そして、食に関わって働いている人々に対しての感謝の気持ちです。

それを勘違いし無視するような「噂話?」がたびたび起こるということは、これからも、きちんと「感謝の心」を、子供たちに趣意説明していかねばならないということだと思います。