ゴルフのスキル向上と教師のスキル向上の共通点

今日は、非常に個人的な話です。
実は、4月の終わりに、ゴルフスコアで90を切ることができました。89です。

この90を切るということがなんだかわからない人もいると思いますので、少し説明します。

ゴルフは、一番長いドライバーから、一番短いパターまでの様々なクラブを使ってボールを打ち、できるだけ少ない回数で18ホールを回る競技です。 そして、だいたい18ホール、上手に回れたらスコア72に設定してあるゴルフ場が多いのです。

ですが、そんな少ない回数で回れる人は数少ないプロゴルファーのような人たちだけです。

一般に、始めたばかりのアマチュアゴルファーは、120とかの回数で回ることが多いのです。
ここで、まず、100切りという99以下で回るという最初の目標が設定されます。

では、どのくらいの人が100切りを達成できるかというと、あるデータでは、ゴルフをやる人の30%だと言われています。
私は、この100切りはけっこうあっさりと達成したのでした。

では、どのくらいのの人が、もう一つ上のレベルの90切りを達成できるかというと、あるデータでは15%だと言われているのです。 私は、100切りしてから、1年半たっても、90切りができなかったのです。

ですが、やっと90を切ることができました。それは、ちょうど100切りから1年10ヶ月でした。

この間、ずっと試行錯誤でした。

ゴルフの難しいことは、スキルとして何を身に着けたらよいのか、なかなか明確にならないことだと思います。
ですから、あれもこれもといろいろなことをやってみては、どれも決定的とは思えず、みんな中途半端なものになって、スキルは向上しなかったのです。

今回、ゴルフスイングとして身につけることを、少なく絞って、それに集中して取り組むことで、90切りを達成できたと考えています。

でも、これって、教師としての技量を向上させたいと考えている人も同じだと思います。
教師としての技量とは何か、何を身に着けたらよいのかが明確でなければ、きっと、ゴルフの100切りや90切りを目指すことと同じで、「さまよう」のだと思うのです。

では、教師としての技量とは何か、何を身に着けたらよいのでしょうか。
これを必死で考えてみてください。

私は、やっぱり「授業力」だと思うのです。