前転は、手で体を支え、腰が頭より高くなってから回転する

一般的に跳び箱運動というと、開脚跳びのことを思い浮かべると思います。
ですが、このほかにも「かかえ込み跳び」や「台上前転」「頭はね跳び」といった教材もあるわけです。

「かかえ込み跳び」は、開脚跳びの仲間で、開脚跳びがパーンと雄大に跳べるようになってからチャレンジすることがよいと考えています。

さて、
「台上前転」は、中学年から扱われる教材ですが、開脚跳びとは、全く異なる系統の技なのです。
マットにおける前転を跳び箱の上で行うことになります。
ただ、ここで「前転」という運動を誤って捉えると、台上前転はできません。

前転は、ボールのように丸くなって回るのではありません。
一度、手で体を支え、腰が頭より高くなってから回転するのです。
この動作が習得できていないと、高さのある跳び箱の上で回転することができなくなってしまいます。

この「手で体を支え、腰が頭より高くなってから回転する」動きは、マット1枚から2枚、それができたら、3枚と次第に重ねマットを厚くするようなステップを踏んで身に付けさせていくのが、台上前転の指導の常道です。

きちんとていねいにステップを踏んで教えていけば、誰でも台上前転はできます。
実際、私は3年生以上の学年において、クラスの子みんなを台上前転ができるようにしていました。

ぜひ、台上前転を教えるときは、手で体を支えてから回る前転をたっぷりと教えてからにしていきましょう。

そんな台上前転の指導についても、レクチャーしてもらいます。
台上前転の詳しい教え方を学びたい方は、ぜひ、参加ください。

1 レクチャー名
「体育授業初心者に伝えたいこと」

2 開催日時
2023/6/3(土)20:00〜21:00

3 受講料
500円(税込み550円)
ただし、レベルアップマガジンの購読者は無料

4 講師
小学校教諭 太田 健二氏

5 講座内容(予定)
1 小学校体育授業でのバトンパスは右手で渡そう
2 台上前転のスモールステップ・ポイント
3 体育授業初心者に勧めること
4 QA

5 申込先
https://em-tr271.com/L90494/b300/121161

教師の学びと成長サポート
渡辺喜男
777watanabe@gmail.com