詰まっても、ただ話を聞いていてほしい

「吃音」について調べ、吃音の人が望んでいることを知って驚きました。

もちろん、吃音の人も、話したいのです。
NHKウェブで紹介されている、川口剛さんは、子供の頃から吃音に悩んでいたと言います。
https://em-tr271.com/L90494/b300/121191

ですが、

「しゃべるのは大好きなんです。みんな話を聞いてほしいんです」

と言っているのです。

やはり、勘違いしてはいけないですね。
誰だって、自分の思いを伝えたいのです。言いにくかろうがなんだろかが、おしゃべりしたいのです。

だったら、そのおしゃべりの際、話を聞く側は、何に気をつけたらよいのでしょうか。

「早くしゃべって」とせかさないのはもちろんです。

しかし、
「ゆっくりしゃべったほうがいいよ」
「落ち着いて」
「緊張しないで」
という物言いもやめてほしいと言うのです。

私だったら、「落ち着いて」とか「あせらなくていいよ」なんていいそうです。

吃音の人が望んでいるのは、

「詰まっても、ただ話を聞いていてほしい」

ということなのです。

ひたすら、話すのを待っていてほしいのです。

私は、もし吃音の人と話す機会があったら、穏やかな表情で話をひたすら聞いていようと思ったのでした。