首はねとびの「はね動作」をサポートする工夫

昨日は、6/3(土)に、オンラインにおいて太田健二氏にレクチャーしてもらったバトンパスについて述べました。

レクチャーでは、もう1つ取り上げてもらったことがあって、それは「台上前転から首はねとび」へのステップなのです。

台上前転は3.4年生で扱うことになっていて、それでも、5.6年生になって、またきちんと扱うことになります。

ですが、台上前転は技能が高い子にとって発展があまりない教材なのです。
せいぜい、ちょっと跳び箱の高さを高くすることと膝を伸ばすことくらいです。
ですが、跳び箱の高さを高くするのは危険です。そして、膝を伸ばすのはけっこう簡単なのです。

ですから、他に発展する技として「首はねとび」→「頭はねとび」→「ハンドスプリング」を教えるのです。
もちろん、これは膝が伸びた台上前転を軽々できる子についてのみです。

この台上前転から首はねとびへの移行には、「はね動作」を教えなくてはいけません。
その「はね動作」を体感するのに、体操着の首の後ろ当たりに、小さめのソフトバレーボールを入れると、よいというのが太田氏の主張でした。

ビデオを見ると、ソフトバレーボールがクッションになったのか、簡単に「ピョン」とはねていました。
そんな工夫があるものだと、感心しました。

小学校高学年から中学校で取り上げる「首はね跳び」。
試してみる価値があると思います。