光村教育図書の「教科書クロニクル」

国語の教科書のシェアのはぼ6割を占める光村教育図書が、「教科書クロニクル」なる検索サイトを公開しました
https://em-tr271.com/L90494/b300/121901

この「教科書クロニクル」は、自分の誕生日を入力すると、小学1年生から中学3年生までに使った国語の教科書の表紙と収録作品を教えてくれるのです。

試しに、1980年5月5日と入力すると、
5年生【主な収録教材】
宇宙人の宿題/小松左京
大造じいさんとガン/椋 鳩十
わらぐつの中の神様/杉 みき子

6年生【主な収録教材】
赤い実はじけた/名木田恵子
守る、みんなの尾瀬を/後藤 允
ガラスの小びん/阿久 悠

と提示されます。

「赤い実はじけた」懐かしいです。
それまでの国語の教材とは違った「初恋」が描かれていて、どう取り扱ったらよいのかとまどったことを思い出します。

こんな文でした。

パチン。そのとき、6年生の綾子の胸の中で、何かがはじけた。同じクラスの哲夫が、実家の魚屋を手伝っている姿を目にしたときだった。哲夫とは1年生から一緒で、それまで何も感じなかったのに。それどころか、どちらかというと「声が大きくて、ちょっと怖いな」としか思わなかったのに……。 「不思議なのよ。綾ちゃんも、いつか赤い実がはじけるわよ」
いとこの千代が言っていたのは、このことだろうか。

ぜひ、この「教科書クロニクル」を訪れて、そういえば、こんな教材を学んでいたなあと感慨にふけってほしいです。