「私は自己肯定感が低くて、何かにつけて自己嫌悪に襲われます。」とか、「子供たちの自己肯定感を高めたいですね。」とか、そんな「自己肯定感」についての物言いをよく聞きます。
では、その「自己肯定感」とは何なのでしょうか。
ウェブで調べてみると、こんなことが示されています。
「自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定し、受け入れられる心の状態」
「自己肯定感とは、何はなくとも、自分は自分であって大丈夫という感覚のこと」
まあ、言葉通りに、「自分を肯定する」心の状態です。「自分を認める」といった感じでしょうか。
でも、まだ、明確な感じがしないので、似た言葉をあげてみます。
それは、
「自尊心」
「自己効力感」
「自尊感情」
「自己有能感」
といったものだと思います。
これらの言葉は、どれも自分に対するプラスの捉え方を指しています。
ただ、これらの言葉と「自己肯定感」とは、ニュアンスが異なっていますね。
それは、
「自己肯定感には、自分の肯定的な面だけでなく、否定的な面も含めて、ありのままの自分を受け入れ、認めている」
ということです。
この「自分の否定的な面も含めて、自分を認める」ということが、「自己肯定感」の特徴なのです。
では、しばらく「自己肯定感」について取り上げていきます。