勉強が苦手な子には「ヒット& アウェイ」で

昨日、授業中、勉強が苦手な子に時間をかけて貼り付いて?、寄り添いすぎるのは、逆効果であると述べました。
ていねいにその子に重点的に貼り付くことは、「この子は勉強ができないので、念入りに教えているのですよ」というサインを教室中は発していることにほかならないからです。 このことは、特に高学年にならずとも、その子のプライドを傷つけます。

でも、そんな子の気持ちを想像できない先生もいて、自分は本当に良いことをしていると思っています。
でも、「余計なお世話」なのです。

それでも、勉強ができないなら教えるしかありませんね。
どうしたらよいのでしょうか。

基本は、

「短く、何回も教える」

のです。

1回にかける時間は短くてよいので、その回数を増やすのです。

これなら、勉強が苦手な子にも、ちょっと声をかけたり、ヒントを与えたりするので、ほとんど目立ちません。

このやり方を、松尾英明氏は「不親切教師のススメ」において、

「ヒット& アウェイ」

という例えを使っています。
ボクシングの戦術で、攻撃したらすぐに離れるというもので、ナイスな例えだと思います。

この「ヒット& アウェイ」を、授業において、何度も繰り返すのです。