「裏」がつく言葉

このところ「裏金」問題が、政治の世界を賑わせているようです。

さて、この「裏金」と対になるのは、もちろん?「表金」ですね。
ここで、

「表」とは、公の、公正な、真正面から、といった意味

だと思います。

ちなみに、裏がつく言葉をChatGPTに、10個あげてと要求したら、以下の言葉をあげてきました。

裏工作(うらこうさく)
裏事情(うらじじょう)
裏切り者(うらぎりもの)
裏方(うらがた)
裏取引(うらとりびき)
裏口(うらぐち)
裏側(うらがわ)
裏腹(うらはら)
裏社会(うらしゃかい)
裏通り(うらみち)

これらの言葉を読み込んで、ここでの「裏」の意味を考えてみます。
もちろん、「表」とは反対の意味になりますね。

「裏」とは、秘密の、一般的でない、逆の、裏側の、不公正な、注目されない、といった意味

ですね。

ただ、私が育った昭和においては、

裏日本

という言葉が使われていたのです。
表日本=太平洋側、裏日本=日本海側という文脈です。

元々は、明治の地理学者が使った言葉で、慣例として使用していたらしいのです。
しかし、やはり、日本海側の人々は馬鹿にされている、侮辱されていると思いますね。
けっこうマスコミにクレームをつけて、1960〜1970年代にかけて、この言葉は使われなくなったのです。

そりゃあ、やはり、「裏金」「裏切り」といったイメージの「裏」という言葉を使われていたら、嫌な感じになります。

ちなみに、長岡市の市歌の3番は、かつて、

進みて止まぬ心もて
殖産興業とこしえに
裏日本の覇たるべき
望み輝く長岡市

だったのですが、現在は新しい歌になっています。
そういえば、裏「練習」?なんてことを聞いたことがあります。

皆さん、いかがですか。