「世界幸福度ランキング」における「選択する自由」への回答

「世界幸福度ランキング」を作成する際の聞き取り調査の続編です。
今回は、「生活に関して選択をする自由」についてです。

この「生活に関して選択をする自由」は、「人生で何をするかを選択する際の自由度(自分の意思で決められるかどうか)に満足か?不満足か?」という質問への回答なのです。

私の回答です。

現在は、誰からも強制されることなく自分の意思で選ぶことができると思っています。

しかし、教師をしていた現職のときは、何かと自分の本位でないことをすることがありました。自分はそれをしたくないのに、校長先生や他の先生、教育委員会からの指示・意向でやらさせていたことがけっこうあったのです。

若い頃は、社会的な知名度で、大学や企業を選択しようとすることもありました。
これは、社会的な圧力がかなりあったからです。

だから、私として、自由度に満足かと言えば、いやいやまだまだ足りないと思うのです。

これが、私の回答です。

では、1位のフィンランドと日本の差に目を転ずると、その差はけっこうあるのです。
日本人は、自分で自分の人生を選択していると感じている人が、フィンランドほどには多くないのです。
これは、先に示したように、私もその一員です。

ここで学校に目を向けると、学校という場は、子供たちから「決定する」ことを奪っていることがないでしょうか。

選択の余地なく、こうやりなさいとある行動を押し付けてしまう。
「ルールだから」と問答無用で指導してしまう。

そんなことばっかりだったら、「自分で意思で選択」することなく、「決められているから」「先生に言われたから」・・・なんていう子供が育ちます。

ぜひ、子供が自己決定できる環境を整えていってほしいです。
そんな学級・学校にしていきましょう。