教職についていると、有給休暇は取りにくい

愛知県総合教育センターが行った「教職の魅力向上への課題に関する調査研究」を取り上げています。
https://em-tr271.com/L90494/b146/123781

今日は、教職課程を履修するような学生が、魅力を感じた仕事の2番目、3番目です。

それは、

2 失業の心配がない仕事 95.7%
3 休暇(産休,育休,有給休暇,長期休暇)を取得しやすい仕事 92.9%

なのです。

確かに、教育公務員には、失業という概念がありません。
ですから、失業した際に受け取る「失業保険」(雇用保険)がないわけです。
「公務員は安定」と言われる所以ですね。

もう一方の「休暇」に関して言えば、そうとも言えるし、そうでないとも言えると思います。

女性の産休・育休は、ほんと取りやすいと思います。
以前は1年以内で復帰しましたが、今では3年間認められていますし、育児休業手当も1年間はもらえます。
女性にとっては、制度的に恵まれている職場です。

ただ、普段の有給休暇は取りにくいのが実情です。
正直言って、私の場合は、病気以外で有給休暇をとった(長期休暇期間中を除く)ことは、ほとんどないです。
自分が休むと他の先生にクラスの面倒を見てもらうことになる、なんて考えていました。
しんどいクラスのときも、休まなかったねえ。

おそらく、自分の都合で有給休暇をみんなが取って、有給休暇を全部使い切るようになったら、学校は崩壊しますね。
学校は、先生が有給休暇をたくさん取らないことを前提に設計されていると思います。そもそも人数が足りないです。

ここは魅力を「大きく」減じるところだと思います。
ブラックなのです。