「朝の会」が盛りだくさんなのは厳禁

この日曜日の3/3に、久しぶりにオンラインレクチャーを開催します。 講座内容は「クラスの雰囲気を作るスピーチ指導」という朝の会のスピーチ活動についてのレクチャーです。
私はこれまで、記憶にないほど朝の会でスピーチをさせたことがなかったので、準備のために、ちょいと朝のスピーチをネットで調べてみました。
すると、朝の会について、新任の先生に向けて説明するサイトを見つけました。 読んでびっくりしました。
以下が、その方が紹介していた朝の会の一例です。
「朝の会の流れ」 ・あいさつ ・健康観察 ・今週のめあて(今日のめあて) ・歌 ・係からのお知らせ ・1分間スピーチ ・先生のお話
小学校教師ならすぐわかると思いますが、この朝の会の流れだと、5分では収まりません。最低10分かかります。下手をしたら20分以上かかると思います。
今どきは、多くの学校が朝の帯学習をやっていて、それはきちんと時数にカウントされるので、ちゃんとした「授業」なのです。
その朝の帯学習の前に、わずかに5分ほどの「朝の会」があるのが実情だと思います。
それなのに、こんな盛りだくさんの朝の会をやっていたら、この帯学習や1時間目に大幅に食い込んでしまいます。
これって、この朝の会のメニューを掲げた時点で、帯学習や1時間目の学習は縮減するという「確信犯」だと思います。
かつて、もう9:00にもなって、1時間目の真っ最中なのに、毎日「今月の歌」を歌っているクラスがあったことを思い出しました。 まだ、朝の会をやっていたのです。
朝の会が大切だといっても、こんな大盛りの盛りだくさんメニューはいけません。