インターネット・ゲーム依存の事例1の解説

昨日、紹介した「ゲーム依存」の事例を、もう少し詳しく、読み解いていきます。
「A君 中学2年生」(主訴)ゲームをし続けて学校に行けないという事例です。 そこでの文言を、キーワードとして取り上げて、解説してみます。
「現実逃避するように」ゲームをする 何かをしなくてはいけないとはわかっているのに、それに目をつぶるようにゲームをするのです。
「一日中ゲームをする」 「昼夜逆転」する ゲーム中心の生活になり、人生のほとんどをゲームに費やすようになります。ひどい事例では、トイレに行くのももったいなくて、水もできるだけ飲まなくなるという子もいるのです。 夜中心の生活になるのは、オンラインゲームの場合、大人のゲーマーが活動するのが深夜だからです。
「食事も一日一食」 「体重が15キロ減った」 「低栄養」 「骨密度がやや低下」 「肺年齢が70代まで衰えていた」 そりゃそうですね。体をほとんど動かさずに、食事もしなければ、体の機能がどんどん低下します。 こんな生活をしていれば、もしかしたら40歳や50歳まで生きられないと思います。
「保護者がゲーム機をとりあげると暴言・暴力」 父母に対してとてつもなく汚い言葉を投げ、そして、家のモノを壊し、部屋の壁に蹴りつけたりして、穴を開ける事例もあるのです。
このようなことを、知らず知らずのうちに、やってしまうようになるのが「インターネットゲーム依存」なのです。
ぜひ、昨日の事例に、以上の解説を加えながら、説明していってほしいです。 そして、
こうなりたい? こうなりたくない?
と問いかけてほしいです。