子供による無断決済のやり方の事例

昨日、国民生活センターへの相談で、子供による無断決済のことを話題にしました。 とにかく、その額が大きいのでびっくりしたと思います。 em-tr271.com/L90494/b581/124461
今日は、その事例をより詳しくみていきます。 この情報は、子供だけでなく保護者にも伝えてほしいので、事例・エピソードがあった方が、よりビビッドだと思うからです。
ここでは、4つの相談事例があるので、一つ一つ取り上げます。
【事例1】 母親のスマホを母親のアカウントにログインした状態で小学生の娘に貸したところ、娘がアカウントのパスワードを変更して登録されたクレジットカードでゲーム課金してしまった。
小学生がパスワード変更なんてできないと思っていたら大間違いです。ちょろいもんだと思います。 きっと、そんな操作は私達以上です。
【事例2】 日頃から、小学生の息子に母親の古いスマホを自宅のWi-Fiに繋げて使用させていた。課金には母親の指紋認証が必要な設定にしていたが、母親のアカウントにログインした状態であったため息子が自分の指紋を追加登録して約5万円ゲーム課金してしまった。
指紋認証の追加ができるなんて、いや知りませんでした。おそらく、みんな「まさか」と思います。恐るべし。
【事例3】 母親名義で契約し中学生の息子を利用者登録したスマホを息子に使用させていたところ、5カ月の間にキャリア決済で約5万円ゲーム課金してしまった。キャリア決済の上限額を引き下げることができるとは知らなかった。
キャリア決済は、購入した商品の代金を月々の携帯料金とまとめて支払いができるサービスです。契約している携帯会社の支払日に携帯料金と合算して引き落としされます。 これなら、キャリア決済の上限まで課金が簡単にできますね。この場合は5万円だったわけで、そもそも、ここに書かれているように、事前にキャリア決済の上限を引き下げておけば、大きな被害にならないわけです。
【事例4】 中学生の息子が、息子のスマホで1年前から総額約55万円をゲームに課金していた。数年前に母親がゲーム課金以外の目的で息子のスマホにクレジットカード番号を入力したことがあったが、そのクレジットカード番号で息子はゲーム課金をしたようだ。
うわー、55万円とは、すごい。 数年前のクレジットカードの番号が記録されていて、それをそのまま使ったとは考えもしませんね。 でも、あれこれやっているうちに、クレジットカードの番号の記録が残っていて、それを使えるなんて、スマホを使いこなしている子供なら、お茶の子さいさいなのです。
ぜひ、こんな思いもかけないやり方で課金していることを、保護者に情報提供してほしいです。そして、自分の子供はそんなことはしないだろうなどと安心せず、注意を払ってもらってください。