日本人の色への繊細さに驚く

昨日取り上げた鎌倉女学院中学校の入試問題は、日本における伝統的な色を表す言葉についての問題でした。 em-tr271.com/L90494/b581/124551
確かに、日本には、鶯(うぐいす)色、茜(あかね)色、瑠璃(るり)色、藤(ふじ)色、山吹(やまぶき)色、狐(きつね)色、桜色といった問題に出てきた色以外にもたくさん、色を表す言葉があります。
調べてみると、こんなサイトがありました。
和色大辞典 em-tr271.com/L90494/b581/224551
ここには、ずらっと、様々な色が掲載されています。 例えば、わかりやすいのでは、
黄金色 薄紅色
です。
ちょっと、小学生にはわかりにくいと思われるのが
飴色 紫紺 萌黄色
でしょうか。 大人は経験値として見たことがあるでしょうが、子供は見たことがないのでわかりません。
もちろん、大人にもわからない色がここには掲載されています。
常磐緑 烏羽色 紅桔梗 肉桂色 ・・・
日本人が、これだけ様々な色を弁別し、使い分けていたのだと思うと、その繊細さに驚きます。
大雑把に、一括りに「赤」だの、「緑」だのと言っては、鈍感になるばかりで、いけませんね。