茜色、瑠璃色を思い浮かべられますか

久しぶりに東急線に乗ったら、いつもながらの日能研の「シカクいアタマをマルくする」の問題が掲示されていました。
国語の問題だったのですが、よくこんな問題出すなあと思ったのでした。
それは、鎌倉女学院中学校の、こんな入試問題です。 em-tr271.com/L90494/b581/124541
問)日本には伝統的に色を表す美しい言葉が多くあります。次の文の・・・にふさわしい色を表す言葉を後より選び、それぞれ記号で答えなさい。
1・・・の夕焼けが空に広がる。 2少女は・・・に頬(ほほ)を染める。 3パンが・・・に焼き上がる。 4草餅(もち)はちょっとくすんだ・・・だ。 5南国の海が・・・に輝(かがや)く。
(ア)鶯(うぐいす)色 (イ)茜(あかね)色 (ウ)瑠璃(るり)色 (エ)藤(ふじ)色 (オ)山吹(やまぶき)色 (カ)狐(きつね)色 (キ)桜色
皆さんは、この問題が解けましたか。
この問題は、言葉の表す色を、イメージとして知っていないと解けません。 例えば、鶯がどんな色か思う浮かべることができないと、解けないわけです。
まあ、桜や狐の色は子供にもわかるでしょう。
また、鶯や藤、山吹は、見たことがある子供もけっこういると思います。
しかし、茜と瑠璃は、なかなか大人でも思い浮かべることができないと思うのです。
茜については、私はその色を思い浮かべることはできます。しかし、何が「茜」なのか、正直知りませんでした。
調べると、茜という植物の根が赤くて、ここから染料が取れ、その色が黒赤いのです。
また、瑠璃と言われて思い出すのが、青い宝石ですね。サファイヤのイメージで、そんな青い色をイメージします。
調べると、瑠璃とは紫っぽい青色の宝石なのです。
このように、知識や経験がないと、この問題は解けないのです。 いやー、難しい中学入試問題だと思いました。
ちなみに、答えは、 1イ 2キ 3カ 4ア 5ウ です。