手を止めて話を聞く」

2021/09/15

有名なD・カーネギーの「人を動かす」に、子供の話を聞いてあげるお母さんのエピソードが書かれています。

「(前略)ミリー・エスポシト夫人は、子供が話をしかけてきたときは、かならず話をよく聞いてやることにしていた。

ある日の夕方、夫人は息子のロバートと台所で話をしていたが、ロバートがこんなことをいった。

「ぼく、わかってるょ! お母さんが僕をとても愛してくれてるってこと」

エスポシト夫人は、これを聞いて胸が熱くなった。

「もちろん、とっても愛しているわよ。そうじゃないとでも思ったことがあるの?」
「ううん、お母さんがぼくを愛してくれてることはよくわかってる。だって、ぼくが何かお話ししようとすると、お母さんはきっと自分の仕事をやめてぼくの話を聞いてくれるんだもの」」

自分の仕事をやめて話を聞いてあげることが、相手を尊重していることを示していることなのです。… 続きを読む

心のコップは上向きに

レベルアップマガジンを書くために、松島博昭氏の「教室習慣づくり 7つの原則」を読んでいると、「心のコップ」という言葉が出てきました。

懐かしい!
私が低学年を担任していたとき、いつも使っていて「重宝?」していた言葉です。

もしかしてご存知ない方もいるかもしれないので、紹介します。

原典は、次の通り。

「みんなの心の中にはコップが1つあります。このコップは、先生の話や友だちの話が入るコップです。
ところがこのコップは、あなたたちがよそ見をしたり、おしゃべりをしたり、手でなにかいたずらをしているとたおれてしまいます。 だから、先生の話や友だちの話を聞く時は、話がこぼれないように、いつも心のコップを上向きにしておきましょう。」

「日本教育技術大系第8巻」「心のコップは上向きに」小松眞… 続きを読む

マイナス言葉は条件反射・口癖

今週来週と続くレベルアップマガジンのブックレビューは、松島博昭氏の「教室習慣づくり 7つの原則」です。
その最初のブックレビューは、「美しい言葉を教える」というタイトルで、マイナスの悪い言葉を駆逐するための手だてについてでした。

学年の初めに指導されていないと、
・うざい
・きもい
・ださっ
・めんどー
・・・
という言葉がクラスに蔓延していきます。… 続きを読む