デジタル化でよかったこと「緊急連絡網がなくなった」

昨日紹介した「小学校で「デジタル化してよかった」と感じた部分は?」アンケートの第2位です。

それは何かというと、

「緊急連絡網がなくなった」

ということです。

運動会の中止の連絡とか、台風でお迎えが必要とか休校になるとか、というときクラスの連絡網を使って連絡が行われてきました。

しかし、 一斉メールになって、同時に情報が届くようになってよかったという声が多数寄せられました。

横浜市の教員だった私にとっては、「まだ緊急連絡網を使っている学校があるのだ」という思いが強いです。

スマホによるメールが普及したのは、ここ5年くらいでしょうか。
私の勤務校では、一斉メールが使えることが分かって、すぐに切り替えました。緊急連絡網も必要がなくなり、自然消滅していきました。… 続きを読む

デジタル化でよかったこと「欠席連絡の際に連絡帳記入が不要にな った」

コロナウイルス感染症対策として、様々なことがオンラインやデシタル化されました。
オンライン会議、オンラインセミナー、オンライン授業、はてはオンライン飲み会・・・

これまでやってきたことは、デジタルでできることだったと言えることがたくさんありました。

先日、保護者87人に「小学校で「デジタル化してよかった」と感じた部分は?」と聞いたアンケートが公表されました。
kufura
https://news.yahoo.co.jp/articles/91e2a8e88ccab73f2f8b531a7c7968191c97621f?page=1

そして、その第一位は、何かと言うと、

「欠席連絡の際に連絡帳記入が不要になった」

ということだったのでした。

これは、学校の先生という立場ではなく、自分の子供を小学校に送り出すようになると、実感としてよくわかることです。… 続きを読む

日本とアメリカの歴史授業における発問の違い

ある社会のセミナーにおいて、村野聡氏から、日本とアメリカの歴史授業における発問の違いを教えてもらいました。

「日本の教師とアメリカの教師では、それぞれどんな発問が多いのか」

という研究です。
元のデータは、渡辺雅子氏の著作です。

それによると、
日本の教師は、「How」「どのように」という発問が多かったのです。
これは、どんな順序に出来事が起こっていくかという「過程」を問うていて、通史的に出来事が起こった順に学んでいくことになります。

一方、
アメリカの教師は、「Why」「なぜ」という発音が多かったのです。
これは、ある時点から遡って「因果関係」を問うていて、結果から時間を遡っていくように学んでいくことになります。… 続きを読む