江戸時代の「くもってしまった鏡を磨く業者」

しばらく、東横線に乗っても、日能研の「シカクいアタマをマルくする」問題に出合っていませんでした。
そろそろ、中学入試の本番になります。では、この頃、どんな問題が出されていたのか、日能研のサイトをのぞいてみました。

すると、「社会」(これって「総合」でしょう)で、こんな問題がありました。
2019年 富士見中学校の入試問題です。

(問)
ドイツは環境への意識がとても高く、「環境先進国」とよばれています。日本では、江戸時代に専門のリユース業者やリサイクル業者がいました。次にあげる業者はこのどちらにあたりますか。答えなさい。

ねの上で、江戸時代の「くもってしまった鏡を磨く業者」の絵が掲載されているのです。

さてさて、この「くもってしまった鏡を磨く業者」はリサイクル業者なのか、リユース業者なのでしょうか。

一般的に、環境のために「3R」を大切にしようと言われています。… 続きを読む

ボールを捕る学習は、「ボールを前に落とす」ことから

体育でベースボール系の運動をします。教材としては、ソフトボールだったり、ラケットベースだったり、ティーベースだったりするでしょう。 その時、ボールを捕る(捕球)ことは、どう教えていったらよいのでしょうか。

とにかくボールを捕ることを教えようとして、キャッチボールの練習をやります。
ところが、それまでボールにほとんど触れたことのな女の子などは、ボールを捕ろうとして、手を差し出すのですが、ボールにかすりもしません。 その結果、後ろにそらしてしまい、ボール捜しばかりで練習になりません。
そんな経験はないでしょうか。

ボールを捕る練習は、ボールを捕ろうとさせることからスタートしては行けないのです。

まずは、

「手のひらで、ボールを前に落とす」

ことを目標とさせるのです。… 続きを読む

「履修型」から「習得型」へ

日本の小学校・中学校は、基本的にその学年に在籍していれば、その学年の修了となり、次の学年に行くことができます。これを、「履修型」の学習システムと言います。
一方、自動車学校のように、学校に在籍しているだけではダメで、自動車免許に必要な知識や技能が身につけられた人物のみ修了となリます。これを、「習得型」の学習システムと言います。

このように、現在の小学校・中学校は「履修型」なので、その学年の学習が十分にできなくても次の学年に上がることができます。
このため、先生たちは「勉強できなくても、仕方ない」「この子は、このくらいでよいのではないか」といった物言いをしがちでした。

しかし、教師が自分の指導に責任をもつなら、クラスの子、学校の子全員が、きちんと学習すべきことを身につけていないといけません。

「履修型」から「習得型」の見方をしていく必要があるのです。

その先駆者が、吉永順一氏が校長先生を努めていた熊本県海浦小学校でした。
その海浦小学校が掲げていたのが「必達目標」なのです。
その学年の子が「必ず」「達成する」べき目標です。

この必達目標は、非常に具体的です。数値目標になっています。… 続きを読む