コロナ禍による子どもへの影響

コロナ禍が、なかなか収まりません。
その影響が、じわじわと子供達に広がっていっているかもしれません。

教育トークライン2021年6月号に、発達障害の子供向けのクリニックを開設している宮尾益知ドクターのもとに、不適応を起こしている子供の相談が増えていることが書かれています。

その原因は、親がリモートワークで家にいるようになったことだと宮尾ドクターは言っています。

まず、

「リモートワークによって、親が仕事場の雰囲気を家庭に持ち込んでしまっている。」

子どもにとって、家庭は緊張から開放されて安心できる場であって、とてもリラックスできるところでした。
しかし、それまで家庭においては仕事の緊張から開放されて安心した状態だった親が、リモートワークによって、仕事の緊張から完全に切り替わっておらず、そのピリピリした神経を家庭に持ち込んでしまっているのです。 これでは、子どもはリラックスできません。

次に、… 続きを読む

「主語と述語を対応させる」

主語と述語を対応させることは、文章を書く上で、必須のことでありながら、難しいことです。

昨日は、教育トークライン2021年6月号における三浦宏和氏の論考から、「文のねじれを、省かれた?述語を補うことで直す」やり方を紹介しました。

今日は、「主語と述語を対応させる」やり方を紹介します。

「私たちは、昨日の午後、学級会が開かれました。」

これは、そもそも、

私たちは開きました。

学級会が開かれました。
が、混同されています。

これは、「私たちは」に述語を対応させるわけです。… 続きを読む

文のねじれを直す

主語と述語を対応させ、ねじれていない文を書くことは、本当に難しいです。
教育トークライン2021年6月号において、三浦宏和氏が「文の組み立て」という国語の単元で、このことについて触れています。

この単元の最終的なねらいは、「文のねじれを直すことができる」ことです。
しかし、これがけっこう難しいのです。
というのは、日本語は、主語が明確でなく書かれていないことがけっこうあって、文の途中で、いつのまにか主語が入れ替わっていることがあるからです。 もうひとつ、主語に対応する述語が省かれてしまっていることがあるからです。」

三浦氏は、向山洋一の学級通信の文を紹介しています。

「僕は、明日の列車で、京都着は6時になります。」
これは「明日の列車で出発し」とか「明日の列車で東京を離れ」とか、前の文にも述語を入れなくてはならない。」

これは、省かれた?述語を補う例です。… 続きを読む