コロナ対応の五色百人一首

現在、学校では密になってはいけない状況で、五色百人一首がなかなか実施できていないと思います。
しかし、五色百人一首も工夫すれば教室でできるのです。

教育トークライン2020年9月号に、塩谷直大氏が、五色百人一首のコロナ対応バージョンのやり方を紹介しています。

まず、一人ずつ1セットの五色百人一首を用意します。
この五色百人一首は、コロナが落ち着くまでの間、個人管理とします。

もう一つ、飛沫感染を防ぐため、五色百人一首読み上げCD用意します。
このCDは、CDプレーヤーのランダム再生が可能なので、練習するには非常に便利なのです。

やり方は次のようです。
全員、机を前面向きにします。
取り札を一人1セットずつ配ります。… 続きを読む

五色百人一首は革命的なシステムである

五色百人一首についての原稿を、教育トークライン2020年9月号に書きました。
「五色百人一首は革命的なシステムである」というタイトルです。

五色百人一首はまさに革命的であった。
小倉百人一首は千年の歴史を持つ文化であり、そして百人一首かるたは江戸時代から続く遊び文化である。
こんなにも長い歴史を生き延びてきた文化であり、人々を熱中させる遊びでもあるものは、世界でもそうはない。
そんな百人一首を細分化するという発想は革命的であった。「百首そろって百人一首」、それが不文律だったのだ。
ところが、そんな不文律を破り、小さな子にも扱いやすい二十枚ずつ分割したのである。教師ならではの発想である。
この細分化の原則の発想によって、百人一首は五色百人一首として、教室の文化・遊びとして生まれ変わったのである。
この五色百人一首が向山洋一氏によって告知されると、そのすばらしさを多くの教師はすぐに理解し、教室で実践した。
私もやってみた。子ども達は五色百人一首に熱中した。… 続きを読む

「妻」と「嫁」、「奥さん」の使い分けは?

昨日の続きです。
何気なく見ていた「林修のニッポンドリル」なるテレビ番組で出された「「妻」と「嫁」の使い分けは?」という問題に、思わず「えーっと」と口ごもってしまったのでした。

私は、自分の妻のことを、他の人に話す時には「うちの奥さん」と呼んでいました。
ですから、「妻」「嫁」「奥さん」の使い分けを知らないといけません。返って問題が増えてしまいました。

以前の勤務校で6年の担任の先生が、奥さんのことを「うちの嫁」と呼んでいたので、今時の人たちは、「嫁」と呼ぶのだなと印象深く思ったことを思い出しました。

調べてみると、違う立場からの呼び方なのですね。

辞書にはこう書かれています。

妻=夫(自分)の配偶者
嫁(嫁さん)=息子の妻
奥さん(奥様)=相手(他人)の妻、既婚者と見える女性… 続きを読む