コロナ対応の五色百人一首

現在、学校では密になってはいけない状況で、五色百人一首がなかなか実施できていないと思います。
しかし、五色百人一首も工夫すれば教室でできるのです。

教育トークライン2020年9月号に、塩谷直大氏が、五色百人一首のコロナ対応バージョンのやり方を紹介しています。

まず、一人ずつ1セットの五色百人一首を用意します。
この五色百人一首は、コロナが落ち着くまでの間、個人管理とします。

もう一つ、飛沫感染を防ぐため、五色百人一首読み上げCD用意します。
このCDは、CDプレーヤーのランダム再生が可能なので、練習するには非常に便利なのです。

やり方は次のようです。
全員、机を前面向きにします。
取り札を一人1セットずつ配ります。
青札を横5枚縦4段に並べます。一人で20枚全部取らせるのです。

20枚全ての読みを、CD から流します。
20枚読み終わって、取れなかった札を数えさせます。
残った札が何枚あるかが、競うポイントとなります。

このように、残った札が0になるように、五色百人一首の練習をしていきます。
ですが、速い読み方の CD を聞かせることによって、更なる挑戦意欲を子供たちにもたせることができます。
それは、「向山洋一が読む五色百人一首」です。
先の CD に比べて、ものすごく早いので子供達は衝撃を受けます。
そして、子供たちの目つきが変わります。

工夫次第で、子供達が大好きな五色百人一首を、途切れさせることなく続けることができるのです。