2018年度登録「未来技術遺産」

8月21日、国立科学博物館は2018年度の「重要科学技術史資料」に登録した19件を発表しました。
登録されたものは、クオーツ式腕時計やコカ・コーラの自動販売機、小型オープンリール・テープレコーダ、壁掛け式エアコンなどです。

重要科学技術史資料とは、国立科学博物館が指定した保護される文化財を指し、愛称として「未来技術遺産」と呼ばれています。
今回は19件ですが、これまでに259件の登録がされているのです。

今回登録されたもの選定理由を、「重要科学技術史資料」のサイトから少しだけ引用します。
重要科学技術史資料 http://sts.kahaku.go.jp/material/

・クオーツ式腕時計:1969年12月25日、セイコーブランドを所持し企画・販売を担う服部時計店と、開発・製造を担当した諏訪精工舎が一丸となって商品化した世界初のクオーツ式腕時計である。
・小型オープンリール・テープレコーダ:家庭用普及機が20,000円前後していたテープレコーダ市場に、定価10,000円で導入され、大きなシェア確保と市場拡大を実現した。 ・壁掛け式エアコン:世界で初めてラインフローファンを用いて室内機の画期的な薄型化に成功した家庭用壁掛セパレート型エアコンである。… 続きを読む

「スーホの白い馬」が代表作の大塚勇三さんが亡くなった

2年生の国語教材「スーホの白い馬」の原作者、 大塚勇三さんが18日に亡くなったと報道がありました。

もちろん、モンゴル民話を再話した「スーホの白い馬」が大塚さんの代表作です。
ところが、「長くつ下のピッピ」の翻訳もしていたと知ってびっくりしました。
「長くつ下のピッピ」を私は小さな時に読んでいたのです。それもシリーズで。

さて、
スーホの白い馬について、データベースを調べていくと、初めて教科書に載ったのは1973年(昭和48年)だということがわかりました。 現在の教科書にも掲載されてるので、もう45年間も載っていることになります。
レファレンス共同データベース
http://supervisor-ex.com/L90494/b100/12341続きを読む

「いじめが9月に一番多く発生する」という大津市の調査結果

これもまた、心地よい話題ではないのですが、ぜひ知っておいていただきたい情報なのでお伝えします。
滋賀県大津市の調査では、いじめが9月に一番多く発生していたのです。

滋賀県大津市と言えば、2011年に市内の中学校の当時2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺するに至った事件があり、この事件が誘因となって「いじめ防止対策推進法」が制定されました。

さて、
いじめの月別の発生件数については、いろいろな調査があるようです。
4月の学級始めの仲間づくりの際に起こりやすいという調査や、10月頃の行事を仲間と一緒に行う時期が多いという調査もあります。

大津市の調査では、9月でした。
大津市がいじめに関するアンケート調査結果を2016年12月に発表した中に、いじめの「月別の発生件数」もあったのです。

添付したグラフをご覧ください。

このグラフを見ると、小学生も中学生も「とくにいじめを強く受けた時期」として「9月」を挙げた子が多いのです。… 続きを読む