対決読み

先日の若い先生向けの国語教え方セミナーでの「音読講座」が終わった後、一人の参加者が質問をしにやってきました。
「渡辺先生、ありがとうございました。これから、音読を大切にして、授業をやっていきます。ところで、『対決読み』って資料にありますが、どんな読み方なんですか?」
そうでした。講座では、基本中の基本の音読のみ提示して、バリエーションは時間の関係で、紹介しておりませんでした。

私の紹介した基本の音読は、以下の通りです。
1 教師の一文読みに続けて、同じ文を一文ずつ読ませる。(追い読み)
読めない漢字など、ここですばやく書かせる。 簡単な意味も、ここで説明してしまう。
2 教師の一文読みに続けて、一文ずつ読ませる。(教師との交代読み)… 続きを読む

バイクで行くぜ!

雨がしとしと降っていて、校庭で休み時間遊べず、なんとなく、気持ちまでどんよりしているような日がありました。
たまたま、その日、避難訓練があったのですが、雨で、校庭に集まらず、廊下で人数確認して終了となりました。
5分ほど時間があまりましたので、次のような「小話?」をしました。
大爆笑でした。

1年生のA君。初めての作文の宿題が出ました。
先生は、「家であったことを、そのまま書きましょう」と言いました。

A君は、家に帰り、お母さんに「作文ってどうやって書いたらいいの?」と聞きました。
お母さんは、電話中だったので、「後で」と答えました。
A君は、これもあったことだと思い、作文用紙に『後で』と書きました。

次にお父さんがビールを飲んでいたので、「お父さん、お酒好き?」と聞いたら、『あったりまえよ!』と答えました。これも書きました。… 続きを読む

あと5回クレームが来るぞ

かつて、初任で4年生に配属になり、そのまま持ち上がって5年生担任となった若い女性の先生と学年を組んだことがありました。
学年の構成は、私と、その若いM先生と、中堅の女性教師のT先生の計3名でした。ちなみに、どのクラスも39名で、にぎやかそのものでした。

その若いM先生は、もちろん初めての高学年担任です。ですから、私がフォローしても、保護者から指導不足を指摘されることもありました。
5年の最初の4月、5月は、運動会の練習や委員会の発足もあり、正直、てんやわんやの状態だったと思います。
何度か、問い合わせに近い「クレーム」も受けたのです。
しかし、M先生は朗らかながらも、子ども達に毅然とした指導もできました。すぐに、クラスは落ち着いて行ったのです。… 続きを読む