The ぶっとんだ

叱責するより、賞賛した方が子どもは伸びると言います。
ですから、先生は「息をするように誉める」ことができればよいのですが、そんな先生はあまりいません。
「なかなか誉めることができない」というか「誉めることを忘れる」という先生が多いのです。

私も「誉めることを忘れる」タイプの先生でした。
しかし、「誉めることを忘れる」タイプの先生であっても、工夫して仕組みを作れば、それなりに誉める回数を増やすことはできるはずです。
そんな私がやっていた仕組みの一つが、「The ぶっとんだ」です。

なんだ、それはと思われるでしょうが、私のクラスの伝統的な誉めるアイテムなのです。
その「The ぶっとんだ」とは何か、です。… 続きを読む

文学教材の指導に関連して 2

(文学教材の指導に関連して1 に続けて)

では、何のレベルで指導していくのか。それは、「解釈」のレベルです。
先の指導要領の指導事項において、言及されている事柄から選択すると、
・事件の展開
・場面の移り変わり
・登場人物の気持ちの変化
・登場人物の相互関係
・優れた叙述
などとなります。… 続きを読む

文学教材の指導に関連して 1

小学校の教師にとって、国語において、文学教材をどう指導していくかは、かなり悩ましいものだと思います。

小学校の学習指導要領の解説編にある指導事項を引用します。
低学年の文学的な文章の解釈に関する指導事項
・ 物語などを読む場合には,時間や場所,問題状況などの設定,情景や場面の様子の変化,主人公などの登場人物,登場人物の性格や行動,会話及び心情の変化,事件の
展開と解決などの基本的な構成要素を理解していくことが必要である。
中学年の文学的な文章の解釈に関する指導事項
・ 物語の場面の移り変わりに注意しながら,登場人物の性格や気持ちの変化,情景などについて想像して読むことを示している。
高学年の文学的な文章の解釈に関する指導事項… 続きを読む