奈良の大仏はでかい 2

(奈良の大仏はでかい1  に続けて)
三つ目の方法は、実物大の大仏を描いてみる方法です。
どこに描くというと、巨大なので校庭に描くことになります。

私のやり方は、以下の通り。
1 大仏の設計図を配ります。
東大寺のホームページに、大仏の寸法が出ていますので、これを使います。
http://www.todaiji.or.jp/contents/qa/

2 … 続きを読む

奈良の大仏はでかい 1

6年生の社会科で、奈良の大仏について学習します。
内容は、学習指導要領の解説によると、以下の通り。

「「大仏造営」について調べるとは,例えば,聖武天皇の発案のもとに,行基らの協 力により国家的な大事業として東大寺の大仏が造られたことを取り上げて調べ,天皇 を中心にしてつくられた新しい国家の政治が都だけでなく全国にも及んだことが分かるようにすることである。」

この「国家的な大事業」を理解させるために大切なのが、大仏がどれだけ巨大だったかを、まず、実感させることです。
しかし、高さ・長さを示した図面を子ども達に提示しても、「でっかいなあ」と驚き、大きさを実感することはないでしょう。

この「でっかいなあ」と実感させる方法が、これまで工夫されてきました。
一つ目は、「鼻」を実物大で作って鼻の穴の大きさを通して、「でっかいなあ」と実感させる方法です。… 続きを読む

声がそろうクラスはいいクラス

国語の教材文を、クラス全員で読ませることはよくあることです。
「みんなで読みます。さん、はいっ」
という先生の指示に続けて、読み始めるわけです。

ところが、学年が上がり、学級編成替えをしたばかりの頃は、なかなか声がそろいません。
速く読んでしまう子、逆に、ゆっくりと読む子、やたら声が大きく張り上げるように読む子・・・
聞いている先生には、「そろっていない」ことがすぐわかります。
そんなとき、そのまま流すのではなく、
「もう一度、そろえて。さん、はいっ」
と読み直しをさせるのです。
すると、だんだん声がそろってきます。… 続きを読む