教科書をスラスラ音読できる大切さ

今日、若い先生向けの教え方セミナーを開催しました。国語と算数です。私は、その国語のセミナーにおいて、国語学習の基本中の基本である「音読」の講座を担当しました。

若い先生に伝えるポイントは、「『教科書をスラスラ音読で

きる』これが、国語の基礎基本である」ということです。
教科書がスラスラ読めないのに、いわゆる「読解」指導である「人物の気持ちを考えさせたり」「文章を検討させたり」しても、その子にとって意味をなさないと考えているのです。
なぜなら、「教科書がスラスラ音読できない」状態とは、
・文が、ひとまとまりの意味をもつものとして捉えられていない
・その言葉が、どんな意味なのか不明である
状態だからです。
教科書がスラスラ音諾させることによって、不明だった言葉がきちんとした意味をもって捉えられ、文がひとまとまりの意味をもつものとして捉えられてくるのです。
昔から、日本では「読書百編、意自ずから通ず」と言うじゃないですか。… 続きを読む

教師と社会貢献活動

今から、20年以上前、日本で初めて「ボランティア教育」に本格的に取り組んだのは、TOSS(Teachers’ Organization of Skill Sharing)という教育団体です。
以下、HPからの引用です。https://www.toss.or.jp/aidsvolunteer

「ボランティア教育」にはじめて取り組んだのもTOSSです。
それまでにもキリスト教系の私立学校でボランティア活動(奉仕活動)をしていた学校はあります。
しかし、「授業」としてのボランティア教育はありませんでした。… 続きを読む

月曜日にも、子どもにあまり求めない

昨日の「体調が悪い時は、子どもにあまり求めない」と関連した内容となります。

月曜日には、子どもへの要求水準を下げた方がよいと言う先生がいます。

土曜日、日曜日、子ども達の中には、けっこう忙しい子がいるからです。
そんな子は、土曜日、日曜日に、旅行に行ったり、試合をしたりして、くたくたになって日曜日の夜をむかえます。

逆に、土曜日、日曜日を「ぐだぐだ」と過ごす子も、けっこういるのです。
朝、九時過ぎに起きてきて、朝ご飯を食べ、そのままテレビゲーム三昧・・・。
眠りにつくのは深夜、なんて子もいました。
家庭の教育力が落ちて、いつもの規則正しさからはずれた生活をしている子も、実はいるのです。

ですから、そんな子は、月曜日に、前の週のように、
すぐ取りかかれないことがあるかもしれません。… 続きを読む