今日、若い先生向けの教え方セミナーを開催しました。国語と算数です。私は、その国語のセミナーにおいて、国語学習の基本中の基本である「音読」の講座を担当しました。
若い先生に伝えるポイントは、「『教科書をスラスラ音読で
きる』これが、国語の基礎基本である」ということです。
教科書がスラスラ読めないのに、いわゆる「読解」指導である「人物の気持ちを考えさせたり」「文章を検討させたり」しても、その子にとって意味をなさないと考えているのです。
なぜなら、「教科書がスラスラ音読できない」状態とは、
・文が、ひとまとまりの意味をもつものとして捉えられていない
・その言葉が、どんな意味なのか不明である
状態だからです。
教科書がスラスラ音諾させることによって、不明だった言葉がきちんとした意味をもって捉えられ、文がひとまとまりの意味をもつものとして捉えられてくるのです。
昔から、日本では「読書百編、意自ずから通ず」と言うじゃないですか。… 続きを読む