霜柱 サクサク、サクサク

朝、ゴミを出すために、ゴミ箱の置いてある自宅の小さな庭に降りてみました。
すると、サクサクと音がします。
おっ、霜柱です。

その日の朝は、ずいぶん冷え込んで、今年初めての霜柱ができたのでした。
私は、霜柱のサクサクする音が楽しくて、しばらく、小さな庭を歩き回っていたのでした。

サクサク、サクサク

近頃は、家の玄関を出ると、もう舗装された道です。そして、横浜では、そのまま目的地まで、ずっとコンクリートの舗装道路です。 土の地面は、もしかしたら、公園か、学校の校庭ぐらいしか見られないのかもしれません。

そんなことを考えながら、ゴミ出しついでに近所の公園に行ってみました。
案の定、一面の霜柱でした。… 続きを読む

忙しい波動と暇な波動

昨日お話したように、私の住む地域はラーメン屋の激戦区です。
ところが、この頃、ラーメン屋とは別に、本格的な中華料理店が続々と開店しだしたのです。

元々は、本格的な中華料理店は一つしかありませんでした。
円卓とテーブル席がごちゃごちゃとあり、店の奥には、団体用のテーブル席も仕切りの向こうにありました。
季節を問わず、にぎわっていました。家族のお客さんが多く、味も見劣りすることはありませんでした。
横浜の中華街に本店があって、そこの支店のような存在だと思います。Aとしておきます。

そこに、100mほど離れた違う通りに@本格的な中華料理店BC一気に2店開店しました。
しかし、Aはゆらぐことなく、にぎわいを続けます。B、Cも、ランチの定食を中心にそこそこの客足です。

ところが、今度は、Aの5軒隣に本格的な中華料理店Dがオープンしたのです。
きらきらと輝く看板を玄関に出しました。… 続きを読む

「店先に椅子」作戦

私の住む地域は、神奈川大学と大きな商店街のある地域で、たくさんの飲食店があります。
そこは、家系の「六角屋」を始めとした様々なラーメン屋が店を並べる、ラーメン屋の激戦区でもあるのです。

数日前、そのうちのあるラーメン屋の店先に、椅子が3脚ほど並んでいました。
「あれっ、今まで椅子なんてなかったなあ」と思っていたら、その椅子に人が座りるようになり、後ろに人が並ぶようになりました。

この「店先に椅子」作戦、どのぐらいもつかわかりませんが、けっこういい作戦です。

店先に椅子を並べることで、この店は人が並ぶほどの人気店だということを、道行く人に訴えているのです。

調べてみると、このような「店先に椅子」作戦は、「ハーディング効果」なるものを使ったものだとわかりました。

ハーディング効果とは、行動経済学の考えの一つです。
それは、他の人と同じ行動を取りたいという心理のことで、ある事象に対して「合理的な行動を取る」ということよりも、むしろ「周りの人と同じ」行動を選択し、安心感を得たいという気持ちが強く出てしまうことです。

簡単に言えば、ハーディング効果=群衆心理です。… 続きを読む