愚痴るよりは問題解決

「うちの校長先生、授業参観の前日の5時過ぎにあちこち見て回って、「あそこの掲示板が変わってない」「ここの作品をきちんと片づけなさい」とダメ出しするんだ。いやになっちゃう。」 「学年主任の先生が、運動会の全体練習を2時間やったあと、予定にないのに学年で体育をするって言う。低学年が一日に3時間も体育やったって意味ないよ。」 などいう愚痴を聞かされることがあります。

わかります。よくわかります。
でも、こんな愚痴は言わない方がよいです。

愚痴っても何も変わりません。
よくない現状はそのままです。
そして、何よりもいけないのは、愚痴るだけでは、何もできなかった・何もしなかった自分は温存されるのです。

勝間和代氏が「三毒追放」を提言しています。
三毒追放とは、「妬まない、怒らない、愚痴らない」です。
元は、仏教の教えに源流があるとされる考えです。

勝間和代氏は、愚痴についてこう言っています。

愚痴りたくなったときには、なぜ自分が愚痴を言うような状況なのか、冷静に環境を見直します。
そして、その愚痴の元が外部にあった場合にはどういう影響を与えれば愚痴の発生を抑えられるのか、考えます。
自分の内部にあった場合には、自分の時間の使い方や態度で変化できるところはないか検討します。
「成功を呼ぶ七つの法則」 マガジンハウス

冒頭の愚痴の場合は、愚痴の元は、校長先生、学年主任の先生という外部にあります。こんな愚痴を今後二度と言いたくなければ、次の授業参観の時には、事前にどうしたら行動したらよいのか、また、そもそもシステムとして掲示板をどのようにしていくのかを考え、提案していきましょう。

また、その時に何か言っていれば学年主任の先生の行動を変えられたと考えるなら、「先生、自分のクラスの子が体調が悪いので、学年の運動会練習の追加はまずいと思うのですが」などという言葉を用意しましょう。そうすれば、次は、きちんと学年主任の先生に言えるかもしれません。

「愚痴るよりは問題解決をしよう」

が合い言葉です。