本と同じ体験をしてみよう(読書感想文指導の新たなヒント)

先週、夜間に読書感想文指導に関するミニ講座を開催しました。
読書感想文というと、ありがちなのはずらずらとあらすじだけを書いたものです。これは、読書感想文とはどのようなものか教えないで、ただ「読書感想文を書いてきなさい」と放置した結果だと思います。

私は、読書感想文を「読書を通した意見文」と定義しました。
読書した作品の紹介だけだから、あらすじだけになるのです。そこには意見・感想がありません。

そうではなくて、

・読んだ作品の紹介や批評
・自分自身の体験と結びつけた感想(意見)

この2つが読書感想文には必要なのです。

この読書感想文指導の特殊性にふれ、向山洋一氏は、

「読書と体験の往復運動」… 続きを読む

向山洋一氏の「伸びる子のタイプ」と男の子・女の子の脳

向山洋一氏が「伸びる子のタイプ」には四つあると言っています。
(「家庭教育の指針」向山洋一全集)
私は、その四つのタイプは、男性脳と女性脳の特性をよい方向に伸ばしたものだと考えています。

向山氏は、
一つ目の「伸びる子のタイプ」として

「ていねいにものごとに取り組む子」

をあげています。
こういう子は、一見のろのろしているように見えても、いずれ力を出していくと向山氏は言っています。
ノートをみると一番わかりやすいです。

二つ目の「伸びる子のタイプ」は、… 続きを読む

女の子は「スモールステップ」、男の子は「チャレンジ精神」

男性脳と女性脳の違いは、学習の傾向(クセ)にも現れます。
それは、もう皆さんがご存知の
・女の子・ていねい・慎重
・男の子・雑・挑戦
です。

男の子の脳が、目指しているものは「狩猟」です。
狩猟は、成功よりも失敗の方が多いと考えられます。そんなに、簡単に動き回る獲物を捕らえられるものではないです。
ですから、失敗しても失敗しても何度も挑戦することが大切です。質よりも量なのです。
ですから、男の子のノ−トは汚いし、間違ってもあまり気にしない傾向があります。

一方、… 続きを読む