ADHDの「衝動性・多動性」への対応するときに、ノルアドレナリンとドーパミンという脳内物質を出させて抑える方法を紹介しました。 ノルアドレナリンは緊張させる。
ドーパミンはワクワクさせる。
そして、
セレトニンは落ち着かせるのです。
セロトニンは「癒しの物質」とも呼ばれています。
「ほっとした」という気持ちよさや「リラックスした」という安らぎは、セレトニンによるものなのです。
逆に、セレトニンの分泌が低下すると、落ち着きがなくなり、イライラしたり不安になったりします。安らぎとは反対な状態になってしまうのです。
このセレトニンという脳内物質を出させることによって、ADHDの子の「衝動性・多動性」を抑えることができます。
どうするかというと、お聞きになったことがあると思いますが、次の5つによって出すことができるのです。
セレトニン5というものです。
セレトニン5
1 見つめる
2 微笑む
3 話しかける
4 触れる
5 ほめる
いつもニコニコしてる笑顔の素敵な先生って、どの学校にもいるものです。
その先生のクラスの子は、穏やかな感じの子に育っています。
安心してるんです。
私たちも、「意図的に」微笑んでいる状態を作るべきです。
朝、鏡を見たときに微笑む顔を作る練習がお勧めです。
最後に、セロトニン5の逆は、「睨む」ということです。
睨むことによって、セレトニンは全く出なくなってしまいます。
気をつけていきましょう。