「先生が叱る時はどんな時か」を所信表明とリンクさせる

新学期、新しいクラスを担任して、「所信表明」を行いますね。
その「所信表明」に関して、この頃、二つのアドバイスを若い先生にしています。

1つ目は、
「学校はかしこくなるところ」「学校は仲よくなるところ」
というニュアンスのことを入れることです。

2つ目は、
「先生が叱る時はどんな時か」を所信表明とリンクさせることです。

この二つを、子どもに伝えておくと、叱るときにブレなくなるのです。

だいたい、子どもを叱ることは、かしこくならないことか、仲よくならないことに行きつくものなのです。
勉強をしない、宿題をやらない、おしゃべりばかりしている・・・これは、かしこくならないことですね。
悪口を言う、ボールを独り占めする、順番を守らない・・・これは、仲よくならないことですね。

まあ、繰り返し注意してもなおす気がなかったら、例えば、こんなふうに叱ります。

学校はどんなところですか?
そう、「かしこくなるところ」「仲よくなるところ」ですよね。
先生は4月、これを守らなかったら叱ると言いましたね。あなたはA子さんに嫌なことを言いました。
それは「かしこくならない」「仲よくならない」どちらに当てはまりますか?
そう、仲よくならないですね。
だから、先生は叱っているんですよ。

これなら、先生は叱る理由があって叱っていると、子供に伝わります。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください