昨日、本能的で目の前の誘惑にすぐ飛びつく自分の人格ではなく、理性的で意志的な自分の人格に名前をつけるとよいと紹介しました。 こうすることで、客観的に自分を見て励ますことができるのです。
私
「俺はいいって言うけど、ヨッシーがなんて言うかな?」
矢沢永吉
「俺はいいよ。でもYAZAWAがなんて言うかな?」
これは、強い自分に名前をつけるやり方ですね。
でも、「GRIT やり抜く力」(アンジェラ・ダックワース著)を読んでいたら、弱い自分、ダメな自分に名前をつける方法が紹介されていたんです。
スーザン・マッキーは、企業のCEOへのアドバイスとして、「固定思考」の悲観的な自分にあだ名をつけるという方法を提案している。 「いけない、仕切り屋クレアをミーティングに連れてきちゃった。いまのはナシね」
「やることが多すぎて、あわてんぼうのオリヴィアがパニックしそう。どうすればいいか、一緒に考えてくれない?」
これは、自分を客観的に見て、まずい行動が出た時に、それは本当の自分ではなく、弱い自分、ダメな自分が勝手にやったことにするのです。 ダメな自分のせいにしてしまえば、本当の自分は傷つきませし、自分の気持ちを切り替えやすくなります。
「サボり屋の喜男が、しゃしゃり出てきた。こいつを叩き出してくれ。」
「ふきげんな喜男が、座り込んだ。誰か、こいつを笑わせてくれないか。」
こんなふうに、ダメな自分を少し遠目に見て、客観視することもできるのです。