「心のコップは上向きに」

低学年の子に、話を聞かせるために、

「よそ見をしていはいけません。」
「手いたずらはしないで。」

などと、注意を繰り返すのは心理的にいやですね。
でも、そんなとき、

「心のコップは上向きに」

と一言いえばよいのです。

この年度末、私は「教室の語り」の講座を担当しました。
その中で、低学年向きだと紹介したのがこの語りです。

「みんなの心の中には、コップが一つあります。… 続きを読む

「サボり屋の喜男が、しゃしゃり出てきた。こいつを叩き出してくれ。」

昨日、本能的で目の前の誘惑にすぐ飛びつく自分の人格ではなく、理性的で意志的な自分の人格に名前をつけるとよいと紹介しました。 こうすることで、客観的に自分を見て励ますことができるのです。


「俺はいいって言うけど、ヨッシーがなんて言うかな?」

矢沢永吉
「俺はいいよ。でもYAZAWAがなんて言うかな?」

これは、強い自分に名前をつけるやり方ですね。
でも、「GRIT やり抜く力」(アンジェラ・ダックワース著)を読んでいたら、弱い自分、ダメな自分に名前をつける方法が紹介されていたんです。

スーザン・マッキーは、企業のCEOへのアドバイスとして、「固定思考」の悲観的な自分にあだ名をつけるという方法を提案している。 … 続きを読む

「俺はいいよ。でもYAZAWAがなんて言うかな?」

この頃、ランニングを再開しました。
前はけっこう走っていたのに、父の介護やら四十肩(私は、六十代なので、六十肩と呼べばよいのでしょうが)やらで、走ることをやめてしまったのです。 「これではいけない」と決心して、また走り出しました。

5kmからの再開です。
やはり、走り出すとしんどくなります。
息は切れませんが、足がすぐに重たくなるのです。

このとき、「もう走るのやめようか」と思います。

もう、3km走っているし、再開したばかりなんだからそんなに無理することはない。
明日、3kmより少し増やして走ればいい。
5kmをいきなりは、やり方がうまくないよ… 続きを読む